「Perfume The Best "P Cubed"」Review[感想編]
Perfumeが、ベストアルバム「Perfume The Best "P Cubed"」をリリースしました。私も、完全生産限定盤と初回限定盤を購入し、一通り視聴し終わったので感想を述べたいと思います。今回は「感想」編です。
ファンこそ聴くべきアルバム
まず、全体的な感想として挙げられることは、「やっぱりリマスタリングってちょっとすげえな」ということです。まぁわたしは音楽に関してはド素人なので、うまく言葉で言い表すことはできないんですが、それでもなにか違うのを感じます。音圧が上がってる、とでも言うんでしょうか…。
そして、個々の曲に注目すると、一部の曲では、「明らかに違うな」というのが(といっても僅かではありますが)感じられます(後述します)。そして、何が一番言いたいかと言うと、この違いに気がつくことにできるのは、これまでPerfumeの曲をしっかり聞いてきた人です。
このベストを機にPerfumeを聴きはじめる人は、「(実質)新曲がたくさん!」と思えることでしょう。逆に言えば、既に曲を持っている人からしたら、「いや52曲中50曲持ってんだよなぁ…」となり、中には購入を躊躇った方もいるかも知れません(現に、新曲の「Challenger」,「ナナナナナイロ」はラジオや配信で解禁済みです)。
しかし、上述したように、ファンに対してはまた別の聴き方が提供されています(中田ヤスタカ神によって)。だからこそ、もしあなたがPerfumeのファンで、しかし今回のアルバムの購入に関しては躊躇った、というのなら、ぜひ買ってください。そして、なるべくいい環境で聴いてください。具体的には、リマスタリングによる違いが分かる程度には…(スマホのスピーカーとかで直に聴いてもわからないんじゃないかなと思います(未検証ですが))。
個別の感想
さて、全体を通しての感想を述べたところで、ここからは、わたしが聴いて個人的に「これまでと違うな」と思った曲についての感想(聴きながら取ったメモ)を以下に並べておきたいと思います。
-----
※ 全部[*要検証]。
大前提として、明らかに音はよくなっている。
詳しいことはわからないけど、感覚的に、メリハリがついた感じがする。
<CD-1>
01. Challenger
エモい。
ある意味当時の中田さんっぽいかもと思わされるキャッチーなメロディに深い音と声。
03. コンピューターシティ
サビ前の音などが違いが顕著。細かく落とす?感じ?
04. エレクトロ・ワールド
間奏にシンバルっぽい音が追加された。
05. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
ボーカルが原曲よりクリアになったかなぁ?
ラスサビで一度落ちるところがより落ちた感じ。
06. チョコレイト・ディスコ
シングル版の構成のまま音質を2012-Mixに近づけた感じ。
2番Aメロの低音が効いてる感(試聴環境のせい?)。
大サビ前の「ディスコ…」のエコー的なのがより鮮明になった感じ。
2サビ前ののっちの声がより鮮明になった?
12. シークレットシークレット
1番のサビ(最初ではない)の入り前と終わりに一度落ちる
1番のサビ入りの「ほん」のとこ
「キミはいつでもシークレット」のとこ
15. Dream Fighter
2番Bメロのコーラス強い?
<CD-2>
12. Spring of Life
2サビ後の間奏、少し変えてきた(メロディーは変わってないよ)!
低域を薄く(?)してからのドーン!みたいな。
こういうマイナーチェンジはテンション上がる、
きっと不自然なガール(JPN)のときもそうだったんじゃないかなぁ。
13. Spending all my time
後奏に1小節アレンジ入ってたかも。
<CD-3>
01. Party Maker
Spring of Life 的な間奏のアレンジ。
11. TOKYO GIRL
アルバム「Future Pop」版。
ということはリマスターのリマスター?
12. If you wanna
後ろで入ってる高めのシンセ(?)の音が、クリアというか
また違う音に変わった感じがする。なんて言えばいいんだろう、
シャリシャリ感ましまし?
まさか最近の曲にまでリマスタリングの効果を感じられるとは。
18. ナナナナナイロ
意外と最後の音、あっさり。
-----
本当はもっとこまごまメモっていたんですが、たぶん聴き間違えだったり、原曲(ベスト収録版で無いほう)の聴き込みが足りないがゆえの勘違いだと思われるところが多くあったので省きました。
まとめると、リマスターによる違いは、「わかる曲はわかるけどわからない曲はわからない(千鳥・大悟風)」です。(自分の耳の鈍感さが)残念。
ただ、やっぱり永久保存版というか、「Perfumeが気になる?じゃあこれ聴いとけ」ってアルバムにはなっていると思います。個人的には「575」や「23:30」といったマイナーな曲も(むしろシングルよりも)好きですが、それはPerfumeにハマってから知ればいい話なのかもしれません。